イップスの症例|テニスのイップス2

こちらは2018年のブログ記事です。

こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。

今年の目標ブログを書く!

頑張って書く事に久し振りの症例報告です。

本当に書きたい事がたくさんあるのですが、昨日たまたまテニスのイップスの選手が来院したので先ずはイップスについて久し振りに書きます。

昨年も数名テニスのイップスの選手が来院しましたが、圧倒的に野球の子が多いです。

そして僕自身ももともと野球をやっていたので、野球のイップスの方が得意なのですが(得意というのは、競技の特性を知り尽くしているのでやりやすいだけで、どんな競技もイップスの基本は同じだと考えています。)

今まで来院された方の多くは、ほぼ選手本人の問題が多かったのですが、昨年は指導者の問題が数名いらっしゃいました。

 

指導者の問題の中で多いのは威圧的な指導!ミスに対して選手に必要以上のプレシャーを与えるパターンが多いのですが、昔ながらの根性論を根幹に持つ指導者は野球界には多いので本当にこの問題は世間に広まって欲しいと切に願います。

 

これは今後の投球制限の問題にも繋がるので大事だと考えます。

 

そしてもう一つ。

 

指導者の問題としてテクニックを教えすぎる事!

 

投げ方や打ち方を多くの指導者(監督やコーチ等)が違った言葉で説明し、選手が混乱してしまい、どう投げたら良いのか?どう打ったら良いのか?わからなくなるパターンです。

 

特にイップスのなり始めに、野球であれば投げ方の細かい指導!

テニスであれば打ち方の細かい指導です!

 

常にイップスに対しては研究していて少しでも早く楽になる方法を考えているので動画も色々見てここ最近当たりだったのがこの動画です!

 

このやり方は野球だけでなく他の競技にも応用できますが、意図を間違えると治りません。

一番のポイントは何も考えない!です

 

こちらはダイジェスト版なのでこれだけではわからないのですが、こちらのメルマガを登録して欲しいです。

 

脳の仕組みと身体の関係を説明していてテニスの上達だけでなく、イップス克服には必須な考え方です。

 

前置きが長くなりましたが、昨日は中学1年生の女子の軟式テニスのイップスです。

 

詳しい事は書けませんが、フォアハンドで打とうとすると手が震えるという症状でした。

 

原因がはっきりせず、何が一番の問題なのか?特定する事は出来ませんでしたが、色々とカウンセリングをしながら考えられそうな問題点をいくつか絞る事が出来ましたが、はっきりしませんでした。(これはまだ中学一年生であまり、自分自身の事を把握出来ていないからではないかと考えています。もう少し高学年になるともう少し自分自身の事を把握出来ているので原因がわかりやすかったりします。)

 

今回特に実際のフォームの中で気になったのが、肩に力が入って縮こまった打ち方になっている事!

 

これを肩の力を抜いて大きく振って!と指導した場合本人の中で「ピーン!」っと感じるモノがあればそれで楽になったかも知れませんがおそらく一時的だと思います。

しっかりと身体の緊張を緩める体操を指導し、もう一つイメージトレーニングも加えました。

 

イメージトレーニングも低学年だと難しいのですが結構上手に出来ていました!

実際にボールを打っていないのでどこまで改善されたかは実際の試合でしかわからないのですが、確実にイップス時の打ち方と楽な時の打ち方の違いを身体で体感できたようなので、おそらく大丈夫だと思います。

この体感がないと治りにくいと感じています!

まだまだ書きたい事はあるのですが久々なので今日はこの辺で。