34週の逆子の症例

こちらの記事は2017年のブログ記事です。

今日は久しぶりに逆子の患者さんが来院。

34週でなかなか治らず、先週も違う鍼灸院でお灸をしてもらったのですが、変化無しという事で来院。

見たところお腹が突き出し、動くのも大変で腰の痛みが酷いそうで逆子の治療と腰の治療の両方を行いました。

(と書くと逆子の治療と腰の治療は別のような印象ですが、本来お母さんの身体の状態が良くなる事が逆子が治って行くために必要な事なので腰の痛みを取る治療と逆子が治る治療は同じです。

ただ残念な事に別々に考えて、逆子の治療 = 脚のツボへのお灸のみ 腰の治療はまた別と考えている治療院もありますので他院へ行かれる時は、「逆子の治療と腰の治療両方お願いします。」と伝えた方が良いかも知れませんね。。。。

 

今回は腰の痛みもそうですが手足の浮腫みも酷く、身体全体の循環が悪くなっている模様。

腰は右の仙腸関節の痛みが強い。

肩こりも。

という事で全体の状態、今までの経過を聞いて先ずは自宅で出来る逆子体操の効果的なやり方の指導と四つん這いでの体操を伝える。

そして右の仙腸関節に対しての対処方法として自分で出来る恥骨の調整をお伝えし、それから身体全体の循環を良くするために、整体を行いました。(整体といってもクラシカルオステオパシーの技法を用いて全身調整)

 

それからいわゆる逆子のお灸をして終了~

施術後は少しお腹の出っ張り具合も変化し楽そう~

写真も撮ったのですが、逆子が改善されてご本人さんの許可が出たら載せます~

今回患者さんの言葉で印象的だったのが「妊婦さんも整体を受けても大丈夫なんだ! こんなに気持ち良いのだったらもっと早くに来たら良かった!」って。

本当にその通りなのですが、やはり安定期に入るまでは(5ヶ月以降)よほどの信頼関係が無い限りは診ない事が多いですが、流産等があった時、整体や鍼灸を受けたからだ!と思ってしまうでしょうから来院する時は、正しい知識と自己責任で来院して下さいね。

僕自身は妻には妊娠中ずっと治療していましたから、妊婦さんの施術は危険とは思っていませんが(注意点はたくさんあります。)来院される方はお医者さんや助産師さんに相談してからよく考えて下さいね。

逆子の治療に来られる時はもう出産間近ですから気にする事はありませんが、お腹の張りが強い場合は要注意。(こちらも注意して施術します。)

 

来週検診後来院予定ですが、結果は?

続き。。。

 

先週来院された逆子の患者さん 昨日が検診でしたが結果は・・・・・× (^_^;) しかし赤ちゃんは真反対になっていました。

でも頭は上向き。。。

頭が骨盤側に向かないのは何か骨盤周辺に問題があり、頭が下に向いてくれない。

右仙腸関節に痛みがあるのと、骨盤自体が少し小さいのでそれが問題か?

今回は骨盤周辺を丁寧に整え前回と同様全身調整 & お灸。

前回治療後、手足の浮腫と火照りは大幅に改善。

腰痛は残念ながらもう少しでしたがそれよりもやはり逆子が改善されていなかったのが悔しい。。。

6月30日が予定日なので残された時間はあと少し。

今日も施術中はしっかりと動いていたのでまだまだ改善する可能性はあると思いますが、、、わかりません。

以前にも書きましたが、成功例ばかりブログに書きたいのですが、やはり改善されない事もあります。

まだまだ修行中です。。。(^_^;)

来週も来院予定なのでどうなるか?楽しみ半分、不安半分。

ただ一番大事なことは元気に子供さんが生まれて来ることなので、先ずはお母さんの体調をしっかりと整える事です。

そして、母胎が良い状態になると自然とあるべき場所に戻るはずです。(逆子が治るということ。)

逆子が治らないことは逆子治療を行うモノとして辛いのですが、一番大事なことを大切にしながら良い結果が出るように施術させて頂きます。