癌のケアの症例1

こちらの記事は2013年のブログ記事です。

広島市南区の整体 鍼灸 口コミNo.1の佐々木整骨鍼灸院です。

流石に今週から正月休み明けとなり 少しバタバタして やはり更新が滞りましたが、今日は頑張ってます。(笑)

今日は癌の鍼灸治療について書きたいと思います。

先週の土曜日、肝臓癌から肺に転移し抗がん剤で治療をしているが、免疫力を上げるために鍼灸を試したいとのことで30代前半の男性が来院されました。

色々お話しを聞きながら、今までの治療経過、現在の状態、今後の予後についてお話しを聞いたのですが、「お医者さんから 生きてるのが不思議なくらいだ!」と言われたそうです。

昨年も悪性リンパ腫の方・乳癌の方・膀胱癌の方・脊椎腫瘍の方など来院され、癌についての治療については可能なのですが、大事なことは、

何を目標にするか!

今までどういうご縁か多くの癌患者さんのケアをさせて頂きましたが、来院された方それぞれ、色々な思いを持たれています。

当然なかには鍼灸治療やその他の治療(施術)で、【癌が消失し、治る!】事を期待されている方もいらっしゃいます。

奇跡的治癒は確かに存在しますし、可能性はゼロではないと思いますが、

僕自身のスタイルは、

先ずは今ある 身体の不快症状を少しでも鍼灸治療やその他の治療(整体や光線療法等)で軽減させ、 身体の気持ちよさを味わって頂き、それからNLPやその他の心理療法を用いながら、精神的なケアを十分に行い、自然と免疫力が上がり、奇跡的治癒が起こるための下準備が出来ればな~

という感じです。

 

続き~

 

がんの補完代替療法ガイドブック第二版PDF (厚生労働省がん研究助成金・金沢大学)にもがん治療における鍼灸の有用性が記載されております。)

この中にはこういった記述が書かれています。

鍼灸(しんきゅう)治療とは、鍼(はり)を体に接触または刺入したり、艾(もぐさ)を体の上で燃焼させたりする治療法で、経穴(けいけつ)いわゆるツボを使った治療として2000年以上の歴史があります。

経穴は、経絡上に位置していて、その数は世界保健機関(WHO)で361穴と定められています。

経穴の多くは、筋肉の間、関節や骨の陥凹部、動脈の拍動部や分岐部、神経線維や血管が密集しているところなどに存在しています。

日本における鍼灸治療の歴史は古く、最近の調査でも日本人の2~3割の人が一生のうち一度は鍼灸治療を受けたことがあるとされています。

また、世界的にも110カ国以上の国々で鍼灸治療は実践されていて、それぞれの国で資格制度も整備されつつあります。

鍼灸治療の目的は、がん患者さんにおける痛みや息切れなどの身体症状の軽減、心理的・精神的苦痛の軽減、生活の質(QOL)全般の改善、化学療法の副作用である吐気や嘔吐の軽減、手術後の腸閉塞の予防、乳がん治療の副作用である顔面紅潮・のぼせの治療などとなっています。

臨床試験は世界各国で多数行われており、その結果によっては、鍼灸治療ががんの医療現場に通常医療として取り入れられる日が来るかもしれません。

また基本的な考え方として、鍼灸治療は特定の病気や疾患に対して治療を行うのではなく、痛み、こり、むくみ、冷え、しびれなどさまざまな身体的症状を緩和したり除去したりすることを目的としています。

ですからがんに関しては、がんを縮小させたり消失させたりすることは決してありません。

あくまでも、現代西洋医療を補完する治療というスタンスで行うべきです。

この資料に書かれていますが、鍼灸以外にも健康食品についても色々と書かれてあるので読まれた方が良いと思います。

僕は 鍼灸に拘らず、どんな治療法を使っても良いから、患者さんが 少しでも今ある症状が軽減し、未来に希望がもてる状態を創り出したいと思っています。

 

今回、来院された患者さんについては、先ず全体的に身体を診ていきながらマッサージ的手法と身体呼吸法的なアプローチを用いながら呼吸が楽になることと、お腹の緊張が緩むことを目的に色々な話しをしながら施術していきました。

そして鍼とせんねん灸を使ってしばらく寝てもらいました。

施術後は「おおお! 背中の背後霊が取れた!」(笑)との事で、その日は終了。

明日の身体の状態とその後の身体の状態を診ながら、刺激量を増減させていきたと考えています。

あとは彼に宿題を与えました。

5年後の大きな目標、3年後、1年後、3ヶ月後のステップ式目標

あとは思いっきり欲を満たす!為の妄想トレーニング(笑)

どんな欲を満たしたいか?!

これをやるまでは死ねん! くらいの欲望をたくさん思いついて!って。

ある程度 お歳を召した方の場合は少し違った宿題を与えると思いますが、彼はまだ30代前半ですから この宿題にしました。