イップスセミナー忘備録

こちらは2018年のブログ記事です。

こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。

 

先週の日曜日はスポーツトレーナー協会JARTAのイップスセミナーに参加してきました。

 

当院ではイップスの患者さんが多く来院され、野球に限らず様々なスポーツのイップスの方が来院され、その共通原理を考えながら施術を行いまずまずの結果が出ていて、自信を持ってイップス治療を行っていますが、イップス治療をより効果的に行うために常にイップスについての情報や勉強は常にupdateしています。

 

当院では今のところ主に身体の脱力の体操とイメージトレーニングそしてNLP(神経言語プログラミング)を組み合わせ、様々な分野のイップスに対応しておりますが、今回は野球に特化したセミナーで講師は元プロ野球選手の荻野忠寛氏

 

今回のセミナーは身体操作編 元プロ野球選手の様々な経験を聞く事が出来、メッチャ勉強になりました。

 

特に荻野さんは現役時代ケガに泣かされ苦労されたのでイップスのセミナーでしたが、【いかに理に適った身体の使い方、正しい身体操作のしたフォームで投げるか!】がイップスの治療にも予防にもなるということで、今回のセミナーだけではイップスは治らないのだが、次回の意識・イメージ編で完璧に対応出来そうだ。

 

しかし今回のセミナーではイップス治療よりも野球肩・野球肘等の予防にも繋がる。

そして理想的なフォームの指導も学べたのは本当に良かった!

 

毎年3・4・5月にイップスの患者が増えるので、今回学んだ要素も付け加えてイップス治療に対応します。

 

ただ学生さんには投球フォームを修正する時間が無い場合が多いので(1年生だったら大丈夫だが、3年生は難しい。。。)投球フォームに対しての修正は行わず、理想的な投げ方の説明はして、あとは身体操作のトレーニングを伝え、今までの当院で行うイップス治療を行うと思います。

 

下記の記事も参考に~

 

イチローも悩まされたイップス なぜ起こる/第1回

 

イップスは心の病ではなく、動作の誤作動/第2回

 

続き~

 

こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。

昨日は先月参加したスポーツトレーナー協会JARTAのイップスセミナーpart2 意識・イメージトレーニング編を受講しに東京まで行って来ました。

 

前回は身体操作編でイップスの治療&予防そして【いかに理に適った身体の使い方、正しい身体操作のしたフォームで投げるか!】という事がメインでしたが、今回はイメージ技術と思考技術をメインに、眼球運動・周辺視野のトレーニングそして、リズムやルーティーンなどについての具体的なやり方について勉強。

 

眼球運動や周辺視野については以前から今まで当院が行ってきたイップス治療に組み込みたかったのですが、なかなか時間が取れず具体的なやり方も研究中だったので今回の研修でのやり方は簡単で効果的なやり方なので次回から来院された方にはお伝えできそうです~♪

 

ただ今回の眼球運動や周辺視野のトレーニングは直接的にイップッスが治る!というやり方では無く、地道に継続して行うことで視野が広がり、イップスに対してじんわりと働きかける?方法でイップスに限らず全てのスポーツ選手そして脳の機能を高める方法だと思います。

 

そうしたことを考えるとこれも以前から取り入れたかったシナプソロジーのトレーニングも有効だ。

 

昨日の朝テレビを見ていたら、ヤクルトの石井コーチがバッテヒング練習でかけ算をさせながらボールをトスしていたがこれも有効なのだが張本さんは【喝】と言ってこんなくだらない練習など止めてしまえと言っていたが典型的な昔の野球人。。。(苦笑)

 

こんな人達が野球界に多いので不幸になる。

 

僕らが野球をやっていた頃は本当に軍隊方式で根性論の世界だったから仕方ないのだが、野球指導者はもっと色々な事を学んで、より効果的・効率的にそして楽しく野球が出来るように選手達を指導して欲しいな~と思ってしまう。

 

イップスについても指導者達が何故イップスになるのか?という事を学び、選手達を指導するとかなりの選手がイップスにならないと思う。

 

そういった意味で講師の元プロ野球選手の荻野忠寛さんは子供達の指導をする時様々な楽しいトレーニングを取り入れているようで本当に素晴らしいな~と思った!

 

あと昨日色々とお話しを聞いた中で印象的だったのが「プロ野球選手でイップスになりメンタルトレーナーなどに相談しても治った選手を見たことがない。」と言われていたことにはビックリ!

 

やはりイップスの治療はメンタル面だけでなく身体からのアプローチも必要という事でJARTAで言うイップススの原因はこちらです。

  • ・投球および送球技術の不足
  • ・修正能力技術の不足
  • ・上記二点の土台となる身体操作技術の不足
  • ・イメージ技術の不足
  • ・パフォーマンスを発揮するための思考技術の不足

 

上記の事をしっかりと見極めて指導しないと治りにくい!という事。

 

まだまだ書きたいことはあるが、あとは来院した時にコッソリと教えます~ ♪(笑)