顎関節症の症例1

こちらは2017年のブログ記事です。

こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。

14日(火)から19日(日)までエソテリックヒーリングの研修のため休診しますので、明日は午前中平常通り午後予約のみ診療しております。

今週はバタバタしていてなかなかブログ更新が出来ませんでしたが、少し時間が取れたので今日来院された顎関節症の方の報告

1ヶ月半くらい前より朝起きて急に顎が痛くなり、歯医者に行って低周波?を顎に当てて貰ったら2~3日で治ったので様子をみていたら、また痛くなり、今度は耳鼻科で診てもらったらしく、耳は大丈夫だから歯医者に行きなさいと言われそこで紹介して貰った歯医者さんへ行くとマウスピースを作られたのだが、今度は首が痛くなったので、当院へ予約を入れたそうだ。

顎関節症の方はだいたい何処に行ったら良いのか?わからないといわれる方が多く、顎が痛いのか?耳が痛いのか?よくわからず結構耳鼻科にいかれるケースがあります。

2件目の歯医者さんはこの辺りでは顎関節症の治療では有名で、結構行かれていますが、だいたいマウスピースを作られます。

そして顎関節症の方はだいたい、噛み締めてます。。。

だからマウスピースは作ってもらったら良いのですが、敏感な方は違和感が強く寝られない事も多いです。。。

 

そして今回来院の顎関節症の患者さん 凄く緊張しています。。。

こういった所へ来院した事がなく何をされるかのか?怖い」との事で「ポキポキ骨を慣らすのだけは嫌です!」と。

「HPを見てボキボキ鳴らさないみたいなので来院しました~」との事。

何か不安感が強く口を開けるのも凄く怖がっていたので、少し不安症気味。

顎関節症の痛みが起こるメカニズム・口が開くメカニズム等を模型を使って説明し、先ず頭で理解して貰う。

それから身体全体の状態を確認し、今回は仕事でのストレスで身体の緊張を緩められない事が一番の原因でなかなか治らない事に益々不安が募り、悪循環になっているようで、仕事は少し前に辞めて気分的には楽になったそうだ。

もう少し色々とお話を伺うと、突発性難聴になったり、胃腸がおかしかったり、息苦しさが出たりで、色々な検査を行い何も無かったので、最後は心療内科にも行かれたそうで・・・・ やっぱりな~!

 

顎関節症だけではないのですが、不安神経症気味な方は症状に意識が向くと益々症状が悪化するという悪循環に陥りやすいので、先ずは不安な事を徹底的に聞いて、一つ一つを大丈夫という事を身をもって体験して貰いながら安心して貰います。

それから今回は座位で首の位置を色々と変えて(横に倒したり、横を向いて貰ったり・・・)どの位置が一番楽に口が開くか?を試して貰いました。

すると右に倒した方が楽でした。

それが確認できたので、頭の後ろに両手を当てて右に身体を側屈すると左の脇から腰が伸びて気持ち良い~と。少し回旋も入れて一番気持ち良い姿勢で顎を開けると音も鳴らず、楽に口を開ける事が出来ました。 (^_^)v

そこで自信を持たせ、普段の姿勢のクセを指摘して、先ずは安心感を与えました。

それからは腰と首の調整と顎周辺と頭の緊張を緩めセルフケアの仕方をお伝えし終了。

痛み無くスムーズに開ける事が出来るようになったのですが、こういったタイプの方は直ぐ不安になるので、不安になったら直ぐにメールをしてもらうように伝え終了。

顎に意識が行きすぎるとどうしても悪化するので、意識を向けて欲しくないのですが、口を開ける度に痛いとどうしても意識が向きます。

そして開けるのが怖くなり、ゆっくり怖々と開けます。

そうなると当然首も緊張し(初めから首も緊張しているのですが。。。)悪循環に陥ります。

このサイクルから抜け出したいので、なるべく早く痛みを取ってあげる事が大事ですが、簡単に取れない場合もあるので、その時はセルフケアをしっかりとお伝えし、楽になる方法をマスターして貰う事が大事です。

その前にしっかりと痛みが出るメカニズムと顎を開ける動作のメカニズムを頭で理解して貰い、心配するような問題は無い事(実際には色々な問題がある場合もありますのでしっかりと専門の方に診てもらう必要はありますが、、、)を理解して貰う必要があります。

歯医者さんだけでは不安な方は是非御来院下さい。

詳しく説明いたします。