ジストニアの症例|心因性ジストニア・痙性斜頸の施術

こちらは2017年のブログ記事です。

こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。

先月「ジストニアとイップスは同じと書かれていたモノを読み、そちらでジストニアの治療実績はありますか?」とのお問い合わせがありました。

 

ジストニアとイップスは無意識の緊張による症状という部分では同じだが、根本的には違うので残念ながら当院ではイップスの症例は沢山あるが、ジストニアについては症例がありません。」と返事をすると「何処か?専門の治療院等があれば教えて下さい。」とのことだったので、機能神経学を専門にされている治療院をいくつか紹介した。(当然広島県外ですが・・・)

 

勉強会仲間の平野先生がYouTubeでジストニアの症例をアップしており、機能神経学の研修会等でジストニアの改善例等を診てきているので、一度ジストニアの方を診てみたいと思いながらも実績がないので(問い合わせは結構あるのだが診てみないとわからないので、その辺りを説明すると)やはり来院されない。。。(苦笑)

治るか治らないかもわからないのに高いお金は払えない! 当然です!

 

そんなやり取りがあったあと、結局紹介したところは全て県外だったので、諦めて当院へ来院。

診させて頂きました。

先ずジストニアについてはこちらのHPに詳しく書かれていますので読んでみて下さい。

 

ジストニア友の会

 

今までの経過を聞かせて頂くと、約2年前から症状が出始め、色々な病院に行って、最後に神経内科で心因性の痙性斜頸(ジストニア)との診断で現在薬を服用中ですが変化無し、様々な治療院や病院へ行き、ある治療院でかなり良くなってきたが、なかなかそこから改善しないので意を決して来院されたようです。ボツリヌスの注射も効かなかったようです。。。

 

先ずは詳しく発症時の様子を聞かせて頂き、様々な機能神経学的な検査を行うと、継ぎ足歩行が全く駄目。。。

 

そしてどんな時に酷くなるか?どんな時に楽か? 変化はあるのか? その時の心理状況等様々な事を聞きながら、僕も心因性が強いと判断。

 

もし心因性でなければ、身体の施術から機能神経学的なリハビリをメインに施術を組み立てようと思っていたのですが、心因性が強く感じられたので、ご本人さんに確認し、先ずはメンタル的な部分からのアプローチを行なう事にしました。

 

今回はまさにイップスの治療で行うやり方と少し似ていて、先ずここ最近一番症状が酷かった時を思い出してもらいました。

 

NLPでよく使うVAKをしっかりと意識してもらいありありと。

 

その時の身体の感じ(当然首は斜頸になり)何を思い、何を感じているか?等々

で、わかった事は、「悪いところを見せたくない!」「家族に迷惑を掛けている!」等々

 

実際に机を用意し仕事場での姿勢や自宅での食事の時の状態を再現してもらい、イップスの治療のように実際に症状が出るまでしっかりとイメージしてもらいました。

 

そこでわかったのは、その姿勢が苦しく・辛い状態だった。

 

なので、先ずは職場と自宅での姿勢が楽になるように指導!そして心理的プレッシャーが減るようにアドバイス。

 

先ずはそれを実行してもらうように宿題を与える。

 

それから症状が出た頃のストレスに対してボディーサイコセラピー的に怒りを表現してもらうと、少しすっきりした感じになったので今回はそこで終了。

それでも120分。。。

 

次回は状態を診て、もう少し直接的なアプローチを考えています。 次回以降が楽しみです。

 

あと、ハンガー反射を利用した痙性斜頸の論文があったのでそちらも宿題に。

詳しくは先ほどのジストニア友の会を見てください。

今回の症例はイップスのやり方が適応出来そうですが、ケースバイケースで皆さん違うアプローチが必要だと思っています。